May 24, 2008

いろいろなことに感謝

 今は、ブログに何を書いても『図書館戦争』の件に関連づけられてしまう。仕方ない。これは自分がまいた種だから、最後まで責任を取ろうと思っている。

 今回のことで、多くの人に自分の意見を知ってもらえた。自分のブログに書いたことが舌足らずで、誤解を招く表現があり、さまざまな人から指摘を受けることができた。読むのも、とてもつらくなるようなFalconへの厳しい意見、批判を受けた。また同時に、2chで原作者への怨嗟の声を目の当たりにした。多少の誤解があっても、どちらにも一理ある。

 今一番の願いは、これをきっかけに図書館の大切さを多くの人に知ってもらいたい。図書館は一人ひとりの人間の生き方を保障してくれる場所である。同じことはインターネットについても言えることだ。
 ある人が、きわめて重大な病気になり、即座に自殺を考えたが、そのとき、ふと図書館に立ち寄り、ある本と出合い、生きてゆくことを決意したと語ってくれた。
 図書館で出会える本は、もしかすると人の人生を変えるかもしれない。これは、宗教家が語る人生訓でもなく、神秘的な人生決定論でもない。ごくありふれた考えとして、図書は人生を変える力がある。

 原作者の方には迷惑をかけたが、作品を通じて、多様な考えを知ることができた。その点で、非常に有難い経験ができた。今は、それをひたすら感謝したい。

01:52:13 | falcon | comments(0) | TrackBacks