April 08, 2008

ユネスコ「情報リテラシーの理解のために:初歩編」をウェブ公開

 ユネスコがフォレスト・ウッディ・ホートン著「情報リテラシーの理解のために:初歩編("Understanding information literacy: a primer" by Forest Woody Horton)」をウェブで公開しています。PDF文書で英語版とフランス語版が読めます。
 一応、謳い文句が「読みやすく、技術的なことに苦手な人にも情報リテラシーの意味を解説して、政策立案者・業務実践者・地方自治体行政職・専門家のために書かれた」とあるのですが、なにしろ英語とフランス語なので、外国語が苦手なFalconにはちょっと「リテラシー」が不足しております。それでも、かなり分かりやすく説明されているので、ありがたいと思います。付録(Annex)のAの語義と解説、略語などの説明、付録のBの情報の活用に関する段階ごとの表は、研究していく上での指標になります。
 情報リテラシー、メディアリテラシー、コンピュータリテラシーの語義が錯綜している中、基礎的な理解につながる文献として注目されます。学会の発表を聞いていても、情報リテラシーの語義が明確でなく、隔靴掻痒の感がありましたが、一応、整理する目安ができました。

17:42:10 | falcon | comments(0) | TrackBacks