November 01, 2008
一連の図書館本を読んで
気がついた。図書館のことを執筆するにあたって、それぞれ作者は図書館のしくみについて調べてから書いていることが明らかになった。『ドロ高』でも日本十進分類法について触れている。
ということは、『図書館戦争』シリーズが反面教師的に残した功績と言えるだろう。
図書館について、ある程度は正確に描かないと、図書館の専門家だけでなく、一般読者からも反論が出てくる。図書館を身近に感じる人が増えた証拠である。
ただ残念なことに、後続の作品が『図書館戦争』シリーズほど衝撃的ではない。優等生は目立たないけれども、問題児は印象的だというのによく似ている。
図書館が小説や漫画の舞台となり、司書や図書館員が主人公や重要な登場人物になることは実に喜ばしい。
そういえば、『図書館戦争』シリーズを刊行した出版社メディアワークス(現在アスキー・メディアワークス)が、以前『ココロ図書館』というコミックスを刊行して、『ココロ図書館』はアニメ化までされたようだ。『図書館戦争』のアニメ化まで全然知らなかった。
16:01:42 |
falcon |
comments(0) |
TrackBacks