September 15, 2007

小学生に英語教育?

 安倍晋三氏の首相辞意表明により、混迷を極めている日本の政局ですが、水面下で着々と教育改革が進んでいます。
 中学校で武道を学ぶとか、色々なことが始まります。
 ただ残念なことは、総合的な学習の時間が一部削除されることです。せっかく学校図書館の資料、さまざま情報源を活用するチャンスだったのにねぇー、仕方ありません。それでも、その他の教科の授業で学校図書館をしっかり使う授業をすれば良いのです。

 さて、小学校から英語教育をするということですが、Falconは小学生に英語よりも中国語を学ばせたほうがずーっと良いと思います。
 実は7月に台湾へ行って以来、中国語の文献を読み始めました。会話まで勉強するのは大変ですので、せめて文献を読むくらいはチャレンジしてみようと思い、文法書を買い求めて、辞書を片手に読み始めたのです。台湾は繁体字なので、日本人には理解しやすいので、意味がスイスイ頭に入ってきます。英語やフランス語、ロシア語、アラビア語に比べれば、はるかに馴染みやすい言語です。朝鮮語・韓国語(韓語)は字母の体系が諺文(ハングル文字)ですから、覚えるのがちょっと大変。その点、中国語は漢字が使われているので、漢字表現の勉強になり、日本語の理解をさらに深めることになります。国際交流の観点からも、日本人は英語よりも中国語を学ぶべきだと思います。
 ちょっと消極的に申し上げて、英語も必要だけれども、中国語を学ぶ必要があると思います。
 ダラダラとイラクに軍隊を駐留して、自国の若者を無駄死にさせて、イラク国民にも迷惑をかけているブッシュ大統領に追従するのが国際貢献とは思えません。アメリカだけが英語使っているのではないことは、わかっています。イングランドも、スコットランドも、ウェールズも、アイルランドも、オーストラリアも、ニュージーランドも、英語を使っているよね。アメリカ国民全員がブッシュの言いなりになっていないのもわかっています。
 日本の文化を大切にする国民を育てたいなら、日本の文化のルーツである中国の言語、中国語を学ぶことが大切だと思います。ドイツで学んだ森鴎外も、イギリスに留学した夏目漱石も、漢学の素養を身につけた上で、日本文学の文体の確立に努めました。英語は中学校から始めて問題ないと思いますよ。 

18:55:20 | falcon | comments(0) | TrackBacks