August 06, 2007

待望!『ネプ理科実験室』の本

 以前、深夜のテレビ番組で紹介したTBS『ネプ理科実験室』が本になりました。

 

 Falconは文系の大学出身のクセに自然科学の話題が大好きです。そんなわけで、『ネプ理科』はよく見ています。捏造問題で大騒動が起きた番組と違って、大学の先生や研究者、専門家の監修のもと、最先端の技術、驚異の生物などを紹介する科学情報バライティ番組です。ネプチューンの3人がとても真面目に取り組んでいます。
 夏休みの宿題の参考になるかは、ちょっと問題ありですが、海の生物の観察のポイントになることも、たくさんあります。ナマコ、アメフラシ、ウミウシの話は、生物図鑑よりも面白いかもしれません。
 海岸で生物を観察するのもよいですが、天候や波、地形、それから危険な生きものに気をつけて、観察しましょう。場所によって潮の満ち引きは意外に早いものです。油断をしていると、アッと言う間に、波に囲まれてしまいます。ウニの仲間のガンガゼは形もよく、棘が鋭く、見た目にはGoodなんですけど、毒があり、棘が皮膚に刺さると腫れます。これからの季節、カツオノエボシやハブクラゲなどドククラゲが発生します。今年は各地の海岸でサメやエイが発生しています。シュモクザメは以前は獰猛なサメと恐れられましたが、思いのほか穏やかな性格のようです。しかしサメはサメ、いつ人を襲うか、わかりません。とにかく、大人も子どもも、海に限らず、山や高原など、環境の違うところでの行動は十分に気をつけましょう。
 この本のものすごーく残念なところは、写真の画像が小さいことです。もう一回り大きい判型で写真をもう少し大きくして欲しかったと思います。いずれ見所を紹介したDVDが発売されるとうれしい限りです。
 

01:15:57 | falcon | comments(1) | TrackBacks

略して「あはき法」

 Falconは、数年前から歩くと左足の踵に激痛があり、3年くらい前に職場の近所の接骨院で診てもらいました。
 病名「足底筋膜炎」、要するに「歩きすぎによる踵の筋膜の炎症」でした。
 痛みを感じたのは何時なのかは思い出せません。最初は、ただの疲れから痛むと思っていました。これが、この病気の発見を遅らせることになります。歩けなくなるほどではないので、つい我慢してしまい。とうとう我慢できないくらいの痛みになったときには、かなり悪化していました。
 Falconの場合は、接骨院の先生から、「完治はできませんが、痛みを減らすことができます」と言われて、根気よく通っています。以前はほぼ毎日通っていましたが、今は週1,2回です。

 あなたは、踵の痛みをただの疲れと思っていませんか?
 我慢できる痛みだからと軽く考えていませんか?
 そのまま、放って置くと大変なことになりますよ。

 さて、ここでクエスチョン!
 あんま、整体師、接骨院の先生の中で、国家資格をもっていなくても開業できるのは、どれでしょう。

 あるとき、Falconが接骨院の先生に「最近、近所に整体をしているところが増えましたねえ」と言いましたら、「我々、柔道整復師は国家資格ですが、整体師は国家資格ではなく、アメリカなど海外でカイロプラクティクスを学んだ人から講習で数十時間学んで習得する民間資格なんですよ。同じようなことをしているので、見分けがつきにくいのですが、国家資格として認定証を持っているかで区別します」

 答えは「整体師」です。
 Falconは接骨院の先生に指摘されるまで、気がつきませんでした。
 あんまには、「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」(昭和22年)があります。
 柔道整復師には「柔道整復師法」(昭和45年)があります。
 「整体師」は民間資格であり、中には「民間資格」すらなく、無資格で行なっている者もいるそうです。しかしながら、繁盛している整体マッサージのお店もあり、それで少しでも痛みが減って、楽になっている人もいますから、通っている患者の立場から考えると難しい問題です。

 この話を聞いたとき、図書館職員、司書、司書教諭、学校司書、図書館ボランティアの専門職性と制度の問題を思い起こしました。 [more...]

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