August 31, 2007

「弱い立場」からのイジメPart2

肝心なことを書き忘れました。
図書館職員が利用者から受けるイジメも少なくありません。
明らかに、暇つぶしでレファレンス(参考質問)をしてくる利用者がいます。緊急性がなく、しかも難しい質問です。
貸出をめぐるトラブルも多い。「手続き、操作が遅い!」と文句を言ってくるのは、まだマシ。
相手が利用者と思えば、無慈悲でムゲな態度は取れません。ここが「図書館職員の弱み」です。そこにつけまれても、困ります。
図書館職員も利用者も、お互いの立場を尊重しましょう。




11:17:37 | falcon | comments(0) | TrackBacks

August 30, 2007

コメント、ありがとうございます。

 「Falconがひとりごち」に反響があり、コメントを頂き、ありがとうございます。ちょうど、関西に出かけているときでしたので、返事が遅れました。
 内部告発するつもりはありません。その先生(たち←複数いるゾ)が明言していることは、かなり多くの人が知っています。

 譲歩すると、問題となっている発言をした先生(たち)がおっしゃるように、「学校図書館で、分類とか、目録とか騒がなくても、業者が納入するデータをコンピュータにダウンロードすれば、簡単じゃないか、そんなことよりも、読書活動を充実させて、調べ学習をするほうがいいんだよ!」というのは、理解できます。でもね、コンピュータのデータを理解するには、分類と目録の知識が必要です。資料を探すのにも、分類と目録の知識は必要です。レファレンスをするにも、分類と目録の知識が必要です。読書案内にも、必要です。
 その先生(たち)が図書館学が得意でないのは分かっています。でもね、それで、他の人を非難することないと思います。教職経験者のクセに、了見が狭いよね。

 それから、私は、問題発言をしている先生を排除すべきだとは思っていません。そうした考えがあることで、自らを律して、今後の研究活動、教育活動を見つめてみたいと思っています。色々な考えの人を受け入れて、自らの信念を貫く強靭な精神を持ちたいと思います。
 Falconは、実年齢よりも若く見られる、というより、幼く見られる上、弱弱しいけどね、精神だけは強靭でありたいワケ。

20:56:49 | falcon | comments(0) | TrackBacks

女性がセクハラの加害者!「弱い立場」からのイジメ

 今日(8月30日)の読売新聞夕刊に、女性がセクハラの加害者になるという、ある意味で衝撃的な記事が掲載されました。
 「女性は男性に対して弱い立場である」と過剰に意識する一方で、平気で男性の気持ちを傷つける女性がいます。これは男女というジェンダーの問題ではなく、人間としての生き方の問題です。

 読売新聞には、患者から危害を受ける医師、医療関係者についての記事も、少し前に掲載されました。これは「弱い立場」と思われていることを良いことに、相手に対して居丈高な態度を取る卑劣な行為です。
 女性に対して男性は、患者に対して医師は、「強い立場」だからという理由で、泣き寝入りしなければならない状況が、これまでも多くあったはずです。

 学校や大学でも、同じようなことが起こっています。
 ある大学で、講師に遅刻を注意された学生が「講師の注意のしかたが悪い」と怒り、大学の教務課に友人数人と押しかけて、大学職員に訴えて、その講師を辞めさせた話があります。中には、辞めさせた講師の数を自慢気に語っている大学生の話を聞いたことがあります。背すじが冷たくなるような話でした。
 大学で行なっている、無記名の「授業評価アンケート」で、学生から講義内容が良くないと書き込まれて、辞めるように仕向けられた大学教員を知っています。その先生は、確かにオーソドックスな教え方で定評がある先生ですが、教えている内容は悪いと思えません。あんな人気投票みたいなアンケートは無駄です。もし、どうしても実施したいなら、学生の記名してするべきです。
 それから、大学の先生も教えっぱなしにしないで、学生の意見を聞いたり、発表とレポートの相談を受けるようにしてあげたほうが、良いと思います。今の学生は、かまって欲しいというか、相手して欲しいですね。つまり、先生と話がしたいのです。内心、馬鹿にしていても、講義の間は大学の先生は「光り輝くスター」ですから、学生にとってスターと話せるのは光栄なんです。
 世界史を学んだ人なら知っていると思いますが、「陶片追放」っていうのがありましたよね。あれと全く同じです。今の大学は「衆愚教育」になっています。
 最近、やっと話題になったモンスターペアレンツの件も、同様な状況でしょう。これまでは「弱い立場の」親たちが、理不尽な要求をしてくる。これじゃ、教師はやってられません!

 それから、ネットの書き込み、メールのやり取りで、エスカレートして、学校の先生、大学の先生が大変な被害にあっています。
 「子どものやることだから、大目に見てやれば」「そんなこと、気にすることないよ」と言われるかもしれませんが、そんなに甘く考えてもらっては困る。子どもや学生たちのすることとは言えども、これは大変な人権侵害であり、もっとはっきりいえば、ネット書き込みで職を奪われることになるんです。軽視してもらっては困ります。

 いずれも、泣き寝入りしても、解決はしません。被害にあったら、複数の人に知ってもらって、冷静に事実を判断してもらい、著しい人権侵害であれば、女性、子ども、学生、保護者、患者であっても、容赦はせず、厳しい態度で臨んで対処する必要があります。イジメに「弱い立場」「強い立場」はありません。「加害者」と「被害者」しかいません。

20:30:02 | falcon | comments(0) | TrackBacks

August 29, 2007

学校図書館は一石二鳥?

 安倍改造内閣がスタートしました。

 今回の内閣の課題の一つが地方再生です。
 小泉内閣以来、税制改革が行なわれて、所得税を減らして、地方税を増額しました。これによって、地方交付金、補助金を見直して、減らしてゆく方向を示しています。さらに国の権限を縮小して、「規制緩和」が行なわれています。
 しかし、地方のほとんどが人口の流出による過疎や地場産業の低迷によって財政が逼迫した状態です。

 関西の小学校を今回訪問して、学校図書館が地方再生と教育再生の鍵を握っていると実感しました。
 学校図書館に資料や情報伝達手段(メディア)を用意することで、地元の書店や関連企業が潤います(といっても、土建屋さんほど、儲かりませんが、トホホ)。子どもたちが学校図書館で新たな発想を生み出し、情報活用能力を身につける。そして、地元の産業について調べて、やがては地場産業を支えてゆく。これで、地方再生と教育再生が一挙に解決!と、Falconは未来のシナリオを描いています。

 安倍総理大臣、伊吹文部大臣、聞き届けていただけることを期待しています。公立学校の学校図書館の資料費を、どうか国の歳費で賄っていただけないでしょうか?お願いします。1校に10万円資料費を増額してもらうことで、百科事典1セット買えます。お願いします。
 20年後の日本を考えてください。

21:59:12 | falcon | comments(0) | TrackBacks

ネットをめぐる問題

うぅーん、難しい問題ですねぇ。
NHKのクローズアップ現代では、子どもを狙う携帯ネット犯罪を取り上げていました。宇都宮で取り上げたばかりのテーマでしたので、真剣になって視聴しました。Falconの思っている以上に深刻な事例が紹介されて、胸が痛み、いたたまれない気持ちになりました。
名古屋で起きた女性の殺害事件も、ネットが絡んだ犯罪で、これはあまりにも酷い!社会のひずみで片付けてはならない、卑劣な非人道な行為です。
ネットカフェ難民の問題も、虚しさを感じて言葉もありません。
その一方で、税金、年金、保険金を湯水のように使う役人と政界関係者、支援者は許せない!もはや公僕とは死語になりはてたか?!前々農水大臣の問題は解決していますか?辞めたからって、無罪じゃないよ。
難病であることがわかって、自殺も考えた人が、同じ病を抱えた人のインターネットの掲示板を見て、生きる勇気を得た身近な事例を知っています。
インターネットは使う人次第の両刃の刃です。人に生きる勇気を与えるものであって欲しいです。



00:39:04 | falcon | comments(0) | TrackBacks