October 31, 2005
芋虫・毛虫
寒くなってきました。繭を作って冬を越す蝶や蛾の幼虫が終齢になっています。私は道で這っている芋虫・毛虫を見かけると、つまんで近くの草や木に置きます。車や人に踏まれて無駄死にさせるのがかわいそうだからです。鳥に見つかって、食べられても、他の動物に命を繋いだことになります。
ただし、毛虫のなかには毒を持った虫もいます。気をつけてください。
13:24:48 |
falcon |
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October 29, 2005
ゴキブリを読む
もうすぐハローウィンですね。ハロウィーンの夜,不気味に闇を照らすジャック・オー・ランタン。
悪魔のような顔にくりぬいたかぼちゃのことです。
自然界には不思議なこともあるもので,ドクロゴキブリの胸部の
背の模様が,ハローウィンのかぼちゃのようなのです。
意外に美しいゴキブリです。
ゴキブリ秘宝館のサイトで写真が見られますよ。
以前,沖縄に住んでいました。
ある夜,「インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイヤ」を灯りを消して見ていました。すると,首筋に何かが。ちょうどトム・クルーズが牙をむいたときです。ギャーア,ワモンゴキブリでした。
沖縄には4cmにもなるワモンゴキブリがいます。関東一円にしか住んだことのない私は,最初,ゴキブリだと思いませんでした。関東にいるのはクロゴキブリとチャバネゴキブリくらいです。
ワモンゴキブリはよく空を飛んでいます。電柱に蚊柱が立っていると思ったら,ゴキブリの群れなんて当たり前。
日本には50種類以上のゴキブリがいますが,害虫と思われているのは,クロゴキブリ,ヤマトゴキブリ,チャバネゴキブリ,トビイロゴキブリ,ワモンゴキブリの5種類です。つまり,ほとんどが人間とは関わりなく,森林や草原で朽木や枯葉などを食べて暮しています。しかも,ほとんどの種類が南西諸島(奄美・沖縄),小笠原にいます。中には絶滅危惧種までいて,保護しなければなりません。
今年,素敵なゴキブリの本が刊行されました。
鈴木知之著「ゴキブリだもん:美しきゴキブリの世界」(幻冬社コミックス)は,ゴキブリの図鑑です。ゴキブリはこんなに魅力的だったとは。見直します。
盛口満著「わっ、ゴキブリだ!」(どうぶつ社)は,沖縄在住の著者がゴキブリ取りに熱中するエピソードをつづる読み物。
安富和男著「ゴキブリ3億年のひみつ:台所にいる「生きた化石」」(講談社ブルーバックス)のp.112には,ワモンゴキブリの臭いは,体から分泌するパラ・クレゾールとパラ・エチルフェノールで,消毒剤の成分と書いてあります。彼らは不潔なところにいるので,微生物から身を守っているのです。意外に清潔なんですね。ちなみにゴキブリが原因で病気が流行ったことがないそうです。人間が不潔で傲慢なんです。
02:11:31 |
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October 28, 2005
国立大学法人の図書館職員採用試験
平成17年度国立大学法人等職員採用(図書系)二次試験問題が公開されています。下のサイトでPDFファイルを開いてください。
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/tosho_shiken/
一次試験は、事務系職員と同じ教養試験です。教養試験に合格して、二次試験に挑戦してください。
16:26:10 |
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タダで?便利で?
最近、著作権や公共貸与権についてかまびすしくなっています。情報は何でもタダにしてほしいという意見もありますが、タダにして良い情報とお金を払う情報があると思います。もちろん、条件によって社会的弱者にはタダにするべきです。
コンテンツ情報を生み出す人の生活を保障してあげなければ、良い小説も映画も音楽も作られなくなります。
便利になりすぎるのも問題です。苦労して情報を探す技術(スキル)や知恵を忘れてしまいます。
極端な話、無重力状態になると骨が弱くなることと同じです。ある程度の負荷を使って、スキルや知恵を鍛えたほうが良いと思います。
全国図書館大会の帰途にて
14:45:49 |
falcon |
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October 27, 2005
図書館を使い倒す!
夕方、全国図書館大会が開催される水戸へ向かう高速バスに乗る前に、新潮新書の千野信浩著「図書館を使い倒す!」を本屋で見かけて、バスの中で読み耽っていました。随所に「そのとおり」と膝を打ち、納得させられました。
惜しむらくは、p.65で説明された国、地域を指す番号(地理区分)は誤りで、9類の文学で用いる原著の言語を表す言語区分が正解。
できれば、コピーと著作権について、触れて欲しかった。
贅沢な要求かもしれないが、素人に負けない司書が図書館にいてほしい。
図書館は、まだまだ不思議が沢山詰まっています。
02:31:36 |
falcon |
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