March 05, 2018

大学生の読書率

大学生の読書率、公共図書館も少なかった、学校図書館も閉ざされていた時代のほうが、しかも受験戦争が厳しく高校生の読書率が低かった時代のほうが高かったのは、子どもの頃の読書習慣と図書館の影響はほとんど関係ないと論じるのが、実証的な科学的な論議だと思う。
 日本では、1992年の規制緩和で大学数が1.5倍になり、少子化で格段に広がった間口で、読書をしないレベルの学生を受け入れた結果、読書率が下がったと考えるのが妥当である。
 大学進学率は1990年24.6%→2010年50.9%、20年間で2倍になっている。読書をしない学生が含まれるのも当然であろう。
 これを理解できないとすると、リテラシーの欠如だね。

00:18:47 | falcon | comments(0) | TrackBacks