November 20, 2014

フランスでも退職者による子どもたちへの読み聞かせが!

 飛幡祐規さんの本を読んでいたら、フランスでも退職者、っていうことは60歳以上の熟年世代だろう、による子どもたちへの読み聞かせ運動が盛んになっているらしいことが書かれていた。

 読み聞かせは、どこの国にもあるけどさ。

 読み聞かせって、聞いている子どもたちにはあまり効果が無いんだよね。高齢者による読み聞かせは、認知症対策だと思う。池田清彦さんの本に高齢者の「ボランティアの読み聞かせ」は、聞いている子どもたちが気を使って「ボランティアしている」と書いてあった。そのとおりだと思う。

 一応、フランスの子どもの言語能力が低下していることを憂慮して、ブルターニュ地方のブレストの住民の発案から全国へ波及したらしい。

 ブレストは王政時代からの軍港の町、そういえばジャン・ジュネの『ブレストの乱暴者』って小説があったよね。

 え、ファスビンダー監督の『ケレル』の原作でしょ。ブラッド・デイビスが主演でさ、男と。。。

 いや〜、ちょっと待った、危ない話になりそうなので、このくらいにして。
 飛幡祐規さんの本には、辻由美さんが盛んに紹介していた「高校生ゴンクール賞」の話題もあるし、そのほかの読書活動の紹介も載っている。

 タイトルに「図書館」が含まれない本に、掘り出し物があるという典型的な例だなあと思った。「図書館」と書かれていないから意外な驚きがあるというだけのことかもしれないけどね。翻って考えると、タイトルに「図書館」とあると、必要以上の期待をしてしまうのかもしれない。

 そういえば、森谷明子さんの新刊が出版されるらしい。

23:21:34 | falcon | comments(0) | TrackBacks

November 19, 2014

あっ、そういえば

 フランス語検定試験の準2級を受験したことを書きましたよね。合格しました。一次の筆記試験(聞き取り、書き取りも含む)も、二次の面接試験も、思っていたよりも高得点でした。絶対落ちると思っていたのですが(←この文章をフランス語に訳せれば、しめたものです)。

 でね、この間、2級の一次試験を受けました。いやー、一見、簡単そうでしたが、難しかった。動詞の活用が準2級よりも、はるかに難しい。日常生活で使いそうな言い回しでしたが、いざ、試験の問題として出題されると簡単に解答できません。
 実力でチャレンジしました。

 長い目で見てください。
 せめて2級ぐらいは、と思っています。準1級、1級も目指したいですけど、到底無理です。

 パリでホテルに泊まって、美術館を見学して、本を買ったり、レストランで食事をしたり、市民プールで泳ぐぐらいなら、問題ないんですけどね。
 ニュース番組を理解して、もっと会話を楽しむレベルになりたいですね。

 フランス語を勉強されている皆さん、頑張りましょう!

00:12:00 | falcon | comments(0) | TrackBacks

November 18, 2014

まぶしくないフランス

 今、9月に出版されたJean Jacques Goldmanの伝記を読んでます。

 「えっ、誰? ジャン・ジャック・ゴールドマンって?」

 フランスで人気の高い歌手(シンガー・ソングライター)です。彼が最も人気があったのは1980年代かなあ、フランソワ・ミッテランの社会党政権のころですね。あの頃の彼はカッコよかったね。フランスではジョニー・アリディー以外、ロックで成功した人はいないと言われていました。ミッシェル・ポルナレフも奇抜なファッションで一世を風靡しましたが、ロックと言うよりも、ポップス系ですね。
 ジャン・ジャック・ゴールドマンは、バラード調の落ち着いた曲もヒットしていますが、ロックンロールの曲も良い。一時は大統領よりも人気があったと言われています。思えば、1980年代ってフレンチ・ポップスの好調期でしたよね。

 「ええ、そんなの知らなーい」

 正統派シャンソンではイヴ・ディテーユや、ロック歌手ではイヴ・シモンとかさ、今でも活躍している歌手が目立った頃でした。

 「えー、もう、知らない」

 そうなんですよね、フランスって憧れる人が多い割には、全然、日本に情報が入ってきませんよね。

 「ちょっと、待った。そのジャン・ジャック・ゴールドマンの伝記って、フランス語で読んでいるの?」

 ええ、そうですとも、それが、何か?

 「癪に障る〜〜う、自慢げに」

 だって、そのくらいしか、取り柄が無いからね。
 あっ、それで、玉村豊男さんの本を紹介しましたけど、今、この本も読んでいます。



 飛幡祐規と書いて「たかはた・ゆうき」と読みます。男の人かと思ったら、女の人でした。
 この人がNHKフランス語講座(テレビだったか、ラジオだったか忘れたけど)に書いていたエッセーを読んだことがあります。辛辣なことを書く割に、ユーモアのある人だなあと思いました。
 飛幡祐規さんのこの本には、学校図書館のことはほとんど書いていませんが、「なるほど」と肯くことが沢山あります。歴史的な経緯など、学者や知識人が長ったらしく、一般人に理解しにくく書くことを、飛幡祐規さんは極めてあっさりと書く。フランス大好き出羽守(要するに、何かというと「フランスでは」「〜では」と連発する人)が眩しげに飾り立てて書くことを、ごく普通のこととして書いています。玉村さんもパリを等身大に描いていたけど、セピア色の靄(もや)がかかっている。郷愁と憧れがちょっぴり漂っていましたが、飛幡祐規さんの本では、全然まぶしくない。

 「ねえ、飛幡祐規さんの本、なぜ読んでいるの?」

 フランスが好きだからです。

 「それだけかしら〜」

 それだけですよ。

 「何か、隠していそう」

 詮索、御無用!

23:51:30 | falcon | comments(0) | TrackBacks

November 09, 2014

角館へ

秋の休日を気の置けない仲間たちと過ごしました。
昨日、水泳教室の後、乳頭温泉へ行きました。温泉はときどき行きますが、ほとんど単純温泉です。久しぶりに硫黄の匂いがする温泉にはいりました。
今日は東北の小京都と言われる角館へ行きました。もう紅葉は終わりそうですが、まだまだ見ごたえがありました。目に染みるような鮮やかさです。
角館へは高校の修学旅行で訪れました。ついこの間のようです。うん十年前ですけどね。

15:35:52 | falcon | comments(0) | TrackBacks

November 05, 2014

図書館のイベントが続いて

 10月31日のハロウィンと11月1日の万聖節の日は東京の明治大学駿河台キャンパスで全国図書館大会が開催されました。そして、11月5日から7日まで、みなとみらい横浜で図書館総合展が開かれます。Falconは11月4日、筑波大学中央図書館に見学に行きました。筑波大学中央図書館は最初に就職した思い出の地です。まあ、筑波は青春の一ページかな。
 思えば、8月のIFLAフランス・リヨン大会、IASLロシア・モスクワ大会、10月のECIL(ヨーロッパ情報リテラシー大会)クロアチア・ドゥブロヴニク大会とヅーッと、図書館のイベントが続いて、たのしい半面、疲れてきました。

 面白い話も聞けたけど、ちょっと違うかなと思うのは、素人が調子に乗って、専門家を愚弄する事例が増えていることです。「何にもわからない私たちがここまでできました!!」「専門家の話なんか聞いても役に立たない」と主張して、万人がひれ伏すと思っている人が増えているということ。

 素人全能主義

 とでも、命名しましょうか。

 また、専門家集団もそれに便乗しているんですよね。

 かといって、ここで「ちょっと待った!」と、ひげジイ発言をすると、作家さんに怒られるんだよね。

 で、5日のNHKイマイチ、じゃなかった、朝イチに有川浩さんがご登場していましたね。悠然としていましたね。ノーベル賞受賞後の、最近の中村修二さんのようでした(←このコメント、物議をかもしそう)。問題発言があるかなあと期待したんですが、「有川先生!」と有働さんに呼ばれて、うれしそうでした。もっともNHKは番組宣伝のために呼んだんだもんね。

 番組で紹介していた於岩稲荷の読書コーナ、今度行ってみよう。実家の墓のある寺の近くですから。読書して祟られるのは、もうコリゴリだけど、まさか、お岩さんは読書をする人に祟らないでしょう。

23:53:33 | falcon | comments(0) | TrackBacks