April 22, 2013

這いよれ!ニャル子さんに、図書館戦争!?

 1週間前の日曜深夜、新聞のテレビ欄をみて「図書館戦争」の5文字に釘づけになった。え、なんで「図書館戦争」なのお〜。

 『這いよれ!ニャル子さん』という深夜のアニメ番組で、この回だけ見たので、登場人物もストーリーもほとんどわからなかった。まっ、プレアデス星団の星に巨大な図書館があって、そこの禁書コーナーを荒らしている宇宙人二人組が出てきて、図書隊が本を守るという内容だったみたいだ。

 銃を持っている図書隊を見て、「図書館で銃撃戦はやめてー」と登場人物たちが叫んでいるのは、実に笑い転げた。『図書館戦争』に対する、強烈なアイロニーだ。というより、馬鹿でもわかる常識だ。紙の本を守る者たちが、なんで火を放つのだ!いくら、小説で大嘘をつくにしても限度がある。

 まっ、『図書館戦争』へのオマージュとも受け取れる。カミツレの花畑で倒れる図書隊の者たちを観たときは、もう完璧に『図書館戦争』の情宣だわあと思った。ここから見た人は、アニメ『図書館戦争』の再放送?と思ったかもしれない。

 『図書館戦争』の上映が楽しみだわ。
 しつこいようだけど、4月30日は図書館記念日よ。忘れないでね。あら、やっぱり、マツコの口調が移ったみたい。

02:02:53 | falcon | comments(0) | TrackBacks

Falconの知らない世界:物欲に耽溺、止まらない深夜番組

 3月後半から、関東地方は猛烈に発達した低気圧の影響で、大荒れの天候が続いている。強風のために、傘の骨が折れ曲がってしまった。それほど値段の高い傘ではないけれど、捨てるのも、もったいない。そこで、以前、新聞記事で読んだ「傘の補修」の記事を思い出した。ラジオペンチがあれば、簡単に直せるという。そういえば、5年くらいまえに軽井沢へ行ったとき、台風の中、差していた傘の骨も折れていたことも思い出した。この傘は折りたたみ傘で、6000円もしたのだ。簡単には捨てられず、修理にも出せず、諦めていた。ついでに直そう!と思い立った。

 渋谷の東急ハンズへ向かう。いつもながら、渋谷の東急ハンズって、行くのが億劫になる。渋谷センター街のどん詰まりにある。まるで奥の院みたいだ。

 ラジオペンチと傘の骨の修繕金具を購入した。ラジオペンチの値が張ったが、金具は数個入った袋が105円と安い!傘の骨のサイズに合わせて大中小と買った。これで傘が何本壊れても大丈夫。

 早速、家で、最近壊れた安い傘と、以前壊れた高級傘の修繕をした。案ずるよりも産むがやすし、不器用なFalconでも簡単に直せた。折れて骨が離れた傘もガッチリと接続できて、広げて差せる。「ああ、捨てないでよかった」と、自分の技術力に感心して、しみじみ思った。

 Falconが子どものころは、傘の骨接ぎをする人が大風の次の日、近所に現れて、よく直してくれた。最近は全く見かけない。

 それで、東急ハンズのポイントカードを忘れたので、このときのレシートにポイントを打ってもらって、土曜日、新宿の東急ハンズへ行った。

 で、手帳、レインコートと雨除けズボン、旅行用の携帯時計と次々に買いあさってしまった。ダメだ、自分の物欲と東急ハンズの展示力に負けてしまった。おまけに、祝儀用の「目録」の袋を買ってしまった。これは、図書館司書課程の講義で、目録の説明をするときに使う小道具である。

 ちょうど、前日の深夜、テレビ番組『マツコの知らない世界』で紹介されていたエコ・ハサミとダーマト色鉛筆を見つけて、思わず買ってしまった。しめて、1万円になった。
 エコ・ハサミは、牛乳やジュースの紙パックを切るのに最適で、そのほか様々な用途で使える優れ物である。番組の中で、マツコも気に入っていた。

 ほとんど毎日、マツコ・デラックスさんが出演している深夜番組を観ている。おかげで、マツコさんの口調が移ってきた。
 「だから、なんなのよ」「ちょっと、これ、気に入ったわ」

 マツコさんは出ていないけど、夏目三久さんがMCをしている『夏目記念日』という番組も気に入っている。その週の記念日の1つを特集して紹介する番組で、小品ながら、教養高い番組である。4月23日は子ども読書の日、4月30日は図書館記念日だが、取り上げてくれるだろうか。

01:39:29 | falcon | comments(0) | TrackBacks

April 12, 2013

とうとう実写版『図書館戦争』だなあ

 あえて火種を作るつもりはありませんけど、『図書館戦争』の設定って、矛盾していますよね。

 作者は小説を売って稼ぐために「作品」を守るつもりで、「図書館の自由に関する宣言」を持ち出して、『図書館戦争』の巻頭に掲げています。
 でも、「図書館の自由に関する宣言」で、図書館は「資料」「利用者(の秘密・プライバシー)」を守ると述べているのであって、作家にとって商品として売ってほしい「作品」や「作家としてのプライド」までは守るとは書いていません。
 ですから、図書館は有川浩さんに限らず、すべての作家、著作者からすれば、大切な、稼ぎの道具である「作品」を、文学的な評価もせずに、「タダ貸し」する場所であり、書店で売れば収入になる著作権料(かつては印税とも言っていた。定価の約10パーセント)を公権力の下に帳消しにする機関です。現に、『図書館戦争』を古本屋で見つけて買いましたと書き込んだ読者に、有川さんが不快の意を表明したことは有名です。古本屋も、図書館同様、わずかな著作権料を奪っている存在です。つまり、図書館は、作家にすれば、「良化隊」以上に、さらにいえば「検閲」よりも恐ろしい存在です。

 戦争ごっこや恋愛ごっこは、はっきり言って、どうでもいい。
 図書館で恋の芽生えるときも、愛をはぐくむときもあっても良いでしょう。『スリー・サム』って映画で、大学図書館の閲覧室でゲイの男の子に猛烈にアタックする女の子のエピソードがありました。裸でもなく、キス・シーンでもないのに、エロチックで、凄く切なかったなあ。ゲイの男の子は女の子の気持ちが凄くよくわかるのに、恋愛の対象にできない。観客はヤキモキする。前にも書いたけど、この映画、変な三角関係なんです。女子大生Aはゲイの大学生Bが好き、ゲイの大学生Bはマッチョな大学生C(ボールドイン兄弟の末弟が演じている)が好き、マッチョな大学生Cは女子大生Aが好きという輪のような三角関係で、

 「ちょっと待った、それって、大学図書館の利用者の恋愛関係ですよね、図書館職員の恋愛ごっこと違うでしょ。Falconさんは図書館職員が仕事そっちのけで恋愛ごっこ、戦争ごっこをしているのに腹立てていたんでは?」

 はあ、まあ、そうでして。

 ということで、本当の意味での「図書館戦争」は、これからだなあと思います。

 「でもさ、日本はそれどころじゃないんだよね、北朝鮮の弾道ミサイルや普天間基地返還問題、領土問題、憲法改正問題があって、自衛隊、防衛省も映画『図書館戦争』に協力して浮かれている暇なんてないよね。防災対策だってあるでしょ」

 それもそのとおりですね。
 防災対策は国土交通省の問題でして。

 「自分で言いだしておいて、突っ込まないでよ」

 明日の準備がありますから、この辺で。

01:28:41 | falcon | comments(0) | TrackBacks

April 01, 2013

大岡越前

 先日、NHKBSプレミアムで放映された『大岡越前』を観た。
 引っ越し先でBSがみられるのでね。

 かつてTBSで加藤剛さんが演じた『大岡越前』をリメイクしたもので、大坂志郎さんが演じた役を高橋長英さんが演じ、竹脇無我さんが演じた蘭方医・伊織の役を勝村正信さんが演じ、山口崇さんが演じた徳川吉宗を平岳大さんが演じて、妙に懐かしい。テーマミュージックもTBSのものと同様。テーマ・ミュージック由紀さおりさんのスキャットが魅力的だった。

 話はとりわけ感動的ではなかったのに、役者さんたちの手堅い名演技で、思わず涙が出てしまった。

 ところで、殺人の濡れ衣を着せられたという冤罪事件を大岡越前が裁くというストーリーだった。死んだはずの友人が、遠島の刑期を終えて戻ってきたら生きていたところまでは納得できたけど、事件が起きたとき、下手人にされた長吉が血まみれで倒れていた。殺されたはずの人間が生きていたのだから、凶器のノミに付着していた血は誰のものだったんだろう。そればかりが解せなかった。

 「ちょっと、Falconさん、時代劇はそこまで深読みしては面白くないでしょ。大岡裁きを楽しめば、いいのよ」

 まあねえ、たしかにそうなんだけどさ、でも気になったんだよね。

 「ところで、Falconさんも時代劇を観るの?」

 最近はあまり見ないけど、両親が時代劇のファンで、Falconが算数の宿題をしている脇で、両親がテレビの時代劇を観ていた。だから『銭形平次』『伝七捕物帳』『桃太郎侍』など、良く覚えている。

 よよよい、よよよい、よよよい、、、、、めでてえなあ。

01:31:30 | falcon | comments(0) | TrackBacks